FPが教える保険マニュアル 保険と貯蓄は別々に - 保険の比較 - 専門家プロファイル

新谷 義雄
行政書士しんたに法務事務所 行政書士 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
京都府
行政書士

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対象:保険設計・保険見直し

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FPが教える保険マニュアル 保険と貯蓄は別々に

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FPが教える保険マニュアル。最近は金融機関の普通預金も低金利であるため、保険で少しでも利率の良い運用を。と言う方もおられるでしょう。

個人年金や、学資保険などを上手に使えば加入時に受取金額が確定したり(個人年金)、子供の成長に合わせて入学金などの一時的支出に備えたりできます(学資保険)では、金融機関の商品と比較した場合どんなところがお得なのか検証してみましょう。

個人年金

60歳以上から受け取れる年金で、保険料払込期間10年以上・年金受取期間10年以上の場合は「個人年金保険料控除」として最大5万円が控除される為、節税にもなります。保険料支払い期間中に被保険者が死亡した場合、一般的に払込保険料分の保険金が受け取れる。

加入時に受取額が決定している為ライフプランが立てやすく、利率が確定している。

学資保険

子供の成長に合わせて必要となる一時的支出に対して祝い金が支給され、保険契約者が死亡した時にはそれ以降の保険料支払いが免除される。子供の医療保障や、死亡保障をつける事もできる。

では、金融機関の預金との比較の方法には、受取総額が、払込保険料に対していくらの「差益」が出ているかで、保険料払込期間中の利率が何パーセント増しかが分かります。

個人年金の場合、受取年金総額―支払い保険料総額から「差益」の算出でがきます。

同様に、学資保険も祝い金の受け取り総額-支払い保険料総額から算出します。

差益がいくらになるのか?を元に預金などと比較検討します。

一般的に「保険」と「貯蓄」は分けて考えると言われます。理由として現状の低金利では保険での運用は利率が他の運用手段に比べて相対的に劣ると言う事が一番でしょう。

他の運用手段は何を想定しているのか?にもよるのではないでしょう。株式などは年利換算でみれば5%以上のパフォーマンスがありますが、株式に抵抗がある方も多いでしょう。管理の手間や、値下がりを気にしてしまうと仕事にも手が付かないと言う場合もありますので、やはり比較する金融商品を単純に利率が良いモノもありますよ、と並べるだけでは駄目でしょう。

FPと一緒に「自分にあった運用方法」を探してみては如何でしょう。単純なリスク:リターンの割の良い運用方法だけではなく一人一人の選択肢や性格なんかも聞いてくれるFPさんに相談して下さいね。

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