- 宮下 弘章
- リスト株式会社
- 神奈川県
- 不動産コンサルタント
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
10月のフラット35申込み件数が
過去最高を更新しましました。
(前年同月比2.3倍)
フラット35の金利は、10年物国債利回りによって動きますが、
ここ数ヶ月間、同国債利回りは1%を下回っていました。
これによって、フラット35の金利は約5年半振りに過去最低を
更新しました。
《参考》過去ログ→「フラット35金利 過去最低を更新」
また、現在は国の住宅政策の一環で、フラット35S金利引き下げが
実施されています。
平成23年中までの融資実行であれば、
最大で当初20年間の金利が引き下げになることから、
フラット35の需要が急激に伸びてきているわけです。
全期間(最長35年)固定金利の商品として、
ここまで低金利の住宅ローンは他にはありません。
ちなみに、11月実行分のフラット35Sでは、
当初10年間は1.15%で固定のものもあります。
まさに”超低金利”といえる状況です
さて皆さん、来月の金利ですが、
おそらく12月に関しては、フラット35の金利はやや上がるでしょう。
これは、指標となる10年物国債利回りが11月中旬以降
若干上昇しているからです。
銀行ローンに関しても、特に10年固定超の商品は、
同様に上昇することになると思われます。
一方、変動金利に関しては、
ゼロ金利政策がしばらく続くことになりますので現状維持になります。
政策金利は下がりましたが、連動する短プラが下がらない限り、
今のところ変動金利が更に下がることはありません。
12月は、新築・中古を問わず物件の引渡しが活況を迎えます。
同時に、住宅ローンの実行数も大変多くなります。
既に購入手続きを進めている方は、
12月中旬までに金消契約を結ぶ方が多いことでしょう。
よって金利選びも最終決断を下さなければなりません。
皆さん決済に向けしっかり準備しておきましょう。
《情報満載お役立ちサイト ご覧下さい》
このコラムに類似したコラム
住宅購入契約前に考えること 辻畑 憲男 - ファイナンシャルプランナー(2022/08/28 11:12)
住宅ローン、金利上昇どうする変動金利? 辻畑 憲男 - ファイナンシャルプランナー(2022/04/29 19:59)
40歳以降で住宅ローンを借りる場合は2本立てがよい?! 寺岡 孝 - お金と住まいの専門家(2021/12/17 21:00)
令和5年(2023年)の住宅ローン金利動向(後編) 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2022/12/26 07:00)
住宅購入する上での注意点 辻畑 憲男 - ファイナンシャルプランナー(2021/06/30 17:03)