ドイツ人の財布のひもと欧州問題 - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

小野寺 永吏
宮城県
ファイナンシャルプランナー、ライター

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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ドイツ人の財布のひもと欧州問題

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さて、アイルランド、ポルトガルの国債が売り込まれるなど、

欧州の財政不安が再燃ですね。

この原因になったのが、10月末のEU首脳会議。

欧州版IMF(国際通貨基金)の創設で基本合意したものの、

ドイツ案は、「加盟国に支援はするけど、お金を返せなくなったら、

国債を持っている人にも負担してもらうからね」というもの。

これが中途半端な形で伝わり、

投資家が「それはカンベン~」と売りに回ったのですね。

 

欧州危機でとかく悪者にされがちなドイツ・メルケル首相。

でも、ドイツ人の気持ちを思うとわからなくもない。

というのも、先日、知人が来日したドイツ人のご夫婦を

浅草や銀座に案内したそうです。

ドイツ人のご夫婦、お土産やさんを見ても、一向に財布を開かず。

結局、買ったのは絵葉書数枚という財布のひもの固さに、知人も感心しきり。

家計も、財政も、ムダづかいしないドイツ人にしたら、

なんで他国の放漫財政やどこぞの投資家のために、

きちんとやっているわれわれの税金が使われるの!ってことでしょう。

 

経済を動かしているのは、結局のところ

非常に人間くさい感情かもしれませんね。

「アリとキリギリス」が一緒の通貨圏というユーロ。

不安要因は払拭しきれないですよね。 

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