病医院の看板など広告宣伝費を見直す三つのポイント - 病院施設の増患増収益 - 専門家プロファイル

原 聡彦
合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
大阪府
経営コンサルタント

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対象:医療経営

原 聡彦
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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病医院の看板など広告宣伝費を見直す三つのポイント

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診療所の院長先生、奥様から診療所の駅看板、野立看板、電柱看板など必要か否かのご相談を頂きます。今回は医療機関の看板などの広告宣伝費を見直すポイントをお伝えいたします。

医療機関の看板などの広告の目的は診療圏(商圏)内における医療機関の認知度を高めることにあるので、私どもは医療機関の認知度が高まるなど目的達成した段階で見直しを提案しています。私どもが提案している医療機関の看板などを見直すポイントをお伝えいたします。

1.自院の年間広告宣伝費と内訳を把握する。
 年間の広告宣伝費を把握している院長は少ないですし、広告の内訳まで把握している院長はほんとうに少ないように感じます。まずは年間の広告宣伝費を調べ広告媒体ごとに細分化して頂きます。全体のコストと媒体ごとのコストを見るだけでも広告宣伝費の問題点が浮き彫りになってくると思います。


2.広告媒体の現物確認を行う。
 定期的に自院の広告媒体の現物を確認されているでしょうか?ぜひ、定期的に自院の広告媒体を患者さんの目線で見て欲しいのです。私はご支援先の院長とともに駅看板、野立看板、電柱看板、バス広告、電話帳(タウンページなど)、インターネット広告など自院の広告媒体はすべて現物確認をして問題点をリストアップし対策を打つサポートをしています。時の経過とともに周囲の状況は変わります。例えば、木の枝が伸びて電柱看板が見えない。野立看板に落書きをされているなど、びっくりするような事になっているかもしれません。広告媒体は自院の大切な広報担当を担ってくれています。必ず定期的なメンテナンスを施してあげてください。

3.広告媒体の費用対効果の測定を行う。
 効果測定方法はいろいろあると思います。私どもは二つの測定方法をお勧めしています。一つ目は診療圏内の地図を用意して野立看板、電柱看板、駅看板などの設置場所を地図にしるしをつけ、来院患者の住所地をプロットすると地図上で来院患者住所地分布を把握できるので来院患者がほとんどない地域や認知が十分な地域の看板を見直していくやり方。もう一つは、新規来院患者の問診票などで来院した経路を確認するというやり方。「どの広告媒体を見て来院されたのか?」を尋ねて数値化する。この結果と患者分布地図をあわせてみることで広告宣伝の費用対効果は測定でき、その広告宣伝媒体が必要か否かを判断する材料となるだろう。

以上、私どもが考える医療機関の広告宣伝費を見直す方法です。自院の広告媒体は24時間365日働き続けてくれる自院の広報・営業マンです。ぜひ、定期的に見直す機会を作っていただきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。
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