Web サイトの「入口ページ」と「直帰率」 - ITコンサルティング全般 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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Web サイトの「入口ページ」と「直帰率」

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アクセス解析・LPOの有効な活用方法 Web サイトに集客したユーザーを逃さないために

Web サイトの「入口ページ」と「直帰率」



では、どうすれば良いのか。それはまず、2つの指標を元に課題となるページを発見していく必要がある。

1つ目は、Web サイトで最初に訪問したページである「入口ページの流入数」である。入口ページとは、その名の通りユーザーが外部からその Web サイトに最初に訪問したページの事。言い換えると、入口ページは Web サイト内のページの中で、集客力の高さを測る指標となる。当然、この数が多いほど、改善した際の効果は高くなる。

もう1つの基準は「直帰率」。これは、Web サイトを訪問した中で直後に帰ってしまったユーザーの割合を示す。最初に述べたように、関心の薄いユーザーもいるなどの理由で入口ページとして流入の多いページは、訪問したユーザーの30%から40%が離脱してしまう。逆に言うと、この割合を超えているページは黄信号が点る。特に、過半数を超えた場合には、相当問題があるといえる。

特に重要なのは、この2つの指標をあわせて修正すべきページを考える事である。どうしても、直帰率の高いページは全て課題だと考えがちだが、流入数と切り離して考えては、本当に訪問直後のユーザーを逃さない施策(LPO)にはならない。

例を挙げてみる。
【ページA】入口ページの流入数:300 直帰率:45%
【ページB】入口ページの流入数: 30 直帰率:60%
【ページC】入口ページの流入数:400 直帰率:35%

この場合、直帰率だけを見る場合、ページBを修正した方が良さそうに見える。ただ、ページBを仮に修正して10%直帰率を改善しても、直帰しない訪問者は 30×0.1=3となる。しかし、ページAの場合では、仮に3%改善しただけでも、300×0.03=9とページAの方を修正したほうが効果は高くなる。

特に、流入数の少ないページは直帰率が高くなる場合も考えられるので、注意したい。