- 福本 省三
- 兵庫県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
今日は私が加入しているNPO家づくり援護会で設計受託をしているお客様の配筋検査に行ってきました。
お客様にも立ち合って頂きました。
家の基礎は建物の根本部分ですから大事なのは言うまでもありません。
そしてコンクリートの中に入る鉄筋のチェックは一番大事な部分です。
いろいろとチェックする部分があるのですが、
1.鉄筋のかぶり厚さ(鉄筋は直接土や水に接するとだんだん腐食していきます。その為規程の厚さのコンクリートに覆われていなければなりません)
2.継ぎ手部分の長さ(少し専門的ですが、鉄筋をつなぐ場合鉄筋の径の40倍以上重ね無くては鉄筋の耐力がおちてしまいます)
3.立ち上がり部分の開口部補強(将来何らかのトラブルがあったとき基礎の中にもぐり行き来出来るように人通口が開けられています。その部分の補強する鉄筋のチェック)
その他通り芯の寸法チェックなど・・。
私の前に瑕疵保険の担当者による検査があったようですが、私の検査でいろいろと不具合が出て来てしまいましたので、監督さんに是正工事の指示をして帰ってきました。
明日また是正工事が終わってるか確認してきます。
こういうチェックが欠陥住宅を予防する第一歩です!
このコラムに類似したコラム
型枠解体及び外回り配管 松永 隆文 - 建築家(2016/12/26 14:58)
基礎耐圧盤の型枠 松永 隆文 - 建築家(2016/12/14 17:10)
根切り 松永 隆文 - 建築家(2016/12/09 10:23)
JIOの検査 松永 隆文 - 建築家(2016/02/24 10:52)
基礎配筋検査 松永 隆文 - 建築家(2014/01/30 13:55)