- 平 仁
- ABC税理士法人 税理士
- 東京都
- 税理士
対象:事業再生と承継・M&A
- 村田 英幸
- (弁護士)
- 村田 英幸
- (弁護士)
東京商工会議所荒川支部は「あらかわの事業承継~経営理念の承継33社~」
を発行した。 http://www.tokyo-cci.or.jp/arakawa/rinen.html
様々な態様により事業承継がなされてきた実態がよく見える報告書ですが、
報告書の発行にあたり、東京商工会議所荒川支部事業承継研究委員会の
委員長を務めた島崎益男氏が冒頭に寄せたコメントに本報告書の性格が
よく表れているように思います。
「事業承継を経て、この厳しい時代に活躍されている企業の秘訣とは
何であるのか、それを考える際に、この報告書はひとつのヒントを与えて
いるように思います。それは常に直面する経営課題と真摯に向き合い、
それを克服する努力、工夫、改善を重ね、新たな顧客開拓を進めてこそ、
結果としてスムーズに、各社の経営理念を承継できている姿です。」
本報告書で共通して見えてくることは、外部の専門家(税理士等)に
相談していること、ある程度時間をかけて後継者の育成をしていること、
でしょうか。
私は、事業承継は10年計画が必要ですよ、後継者(子供等)に
早い段階で覚悟を決めさせることが必要ですよ、と言っておりますが、
急な承継の場合もあるにせよ、時間をかけて成功体験を積ませている
ケースがやはり多いようですね。
ところで、昨日は、東京商工会議所荒川支部主催の講演会に参加して
きました。葛飾にいた時にマル経融資を受けるために、会員になっては
いたのですが、活動への参加は、昨日が初参加です。
通産省OBの橋本久義政策研究大学院大学教授を講師に、
「中小企業の魅力と活力」をテーマに1時間半の講演でした。
サブプライムローンやリーマンショックの背景を考えれば、回復は
意外に早いこと、日本の製造業の特徴が、将来の部品王国への
展望として道が開ける可能性が高いこと、等、我々には気付かない
ところに、中小企業の活路があることを示して頂きました。
厳しい時代だからこそ、ピンチをチャンスに変える創意工夫が
活きてくるんですね。いいヒントを頂きましたね。
今日は僕がヒントを与える側です。
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