そんな幽霊屋敷のような区画を、ただひたすら「マクドナルドがあること」を信じて、とりあえず奥に向かって歩くしかありません。
突き当たりに着きます。
右に振り向きます。
何もありません。
やや不安になりながら、さらに進みます。
そこで、左に振り向きます。
そこにもありません。
こうやって薄暗い中を右や左に、何度も曲がることになります。
もし、事情を知らない他人を連れて行ったら、きっと、いや「必ず」誤解されるに違いありません。
「マクドナルドとか言って、本当はいったいどこに私を連れ込もうとしているの」
そんな小さな疑惑が、大きな不安に変わろうかとするその瞬間、突然マクドナルドが出てきます。
パーッと、あのいつもの明るいマクドナルドが出てきます。
「ああ良かった。マクドナルドがあってくれた」
そんな安心感が身を包みます。
いつものあの人々の賑わいが心をホッとさせてくれます。
(つづく)
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