
- 原田 健二
- 株式会社エムアールプランニング 代表取締役 マーケティングリサーチプランナー
- 東京都
- リサーチャー
対象:リサーチ・市場調査
顧客評価の常時チェックを!(例:ミステリーショッパー調査)
-
「自社の商品やサービスに対する顧客からの信頼獲得」を語るとき、昔から言われてきた言葉が思い起こされます。
それは、
顧客の信頼を獲得することは困難で時間を要するが、顧客の信頼を失うのは簡単でしかも時間を要しない
です。
B to B企業に身を置く人もB to C企業に身を置く人も、これまで、顧客(お客様)との取引や接触あるいはお付き合いを通して、
何度か経験し、実感したことのある言葉ではないでしょうか?
顧客の拡大、顧客の固定化、顧客の流出防止…等に向け、現状の認識とそれに基づく改善施策の検討・実施は、
顧客主義に立脚したマーケティング活動の基本です。
今日、この極めてオーソドックスでプリミティブなマーケティング活動が軽視されているのでは…と、危惧しているのは私だけでしょうか?
私は、今、
自社の商品やサービスに対する「顧客の評価の常時チェック体制」の見直しと実施
を、改めて、強調したいと思います。
レストランチェーンやカーディーラーなどいくつかの業種・業態ではミステリーショッパー調査を実施しています。
ミステリーショッパー調査は≪商品・サービスに対する顧客評価の常時チェック≫の典型的な例と言えましょう。
ミステリーショッパー調査を通して、常時(定時的に)顧客評価の把握に努めること。
その結果を迅速に改善へと繋げること。
この常時・継続的な改善活動が、今、求められています。
このような不断の改善努力が顧客の定着率を高め、顧客の流出率を抑えると云う効果をもたらすのです。
尚、顧客評価の常時チェックの実施(調査)に当り、その方法や顧客評価項目の検討が重要なことは論を待ちません。
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