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対象:住宅設計・構造
先日の納戸のコラムと同様、あるだけで満足してはいけないもの。
それは、手すり。
バリアフリーという言葉もすっかり定着しましたが、手すりを付けることがバリアフリーと思っている方もいます。
手すりは目的により、大きく二つに分けられます。
1、身体の位置を移動させる際に、手を滑らせながら使用するもの
英語ではhand rail(ハンドレール)です。
2、身体の位置はそれほど移動しないけれど、移乗や上下移動などの際、しっかりつかまって使用するもの
英語ではgrab bar(グラブバー)です。
病気や加齢の症状による身体の状態で、使いやすい寸法や位置が変わってきます。
「将来の備え」で付けてあった手すりが、いざ必要になった時には、あまり役に立たなかった、なんてことも少なくありません。
トイレの場合、使う方の利き手やドアなどの位置も考慮します。
ウォシュレットのリモコンや、ペーパーホルダーとの位置関係も侮れません。
使いやすさを優先しながらも、材質や色など、空間全体に違和感がないように考えたいですね。
インテリアコーディネーターであり、福祉住環境コーディネーターです。
さらにライフオーガナイザーでもある、私の日常を綴っています。http://ameblo.jp/jinjunjon/
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