- 石田 さおり
- アクティブ英会話講師紹介センター 代表取締役
- 神奈川県
- 英語講師
対象:ビジネススキル
先週9月6日(月)に渋谷の会場においてフォニックスワークショップを開催致しました。
今回のワークショップでは、昨年の第一段ワークショップの内容を復習しつつ指導順の提案を行いました。
あくまでも個人的な指導経験からの提案ですので、生徒の興味・理解度・講師の指導の中でのフォニックスの位置付け・教えやすさなどからおのずと指導方法は変わってくると思います。
まず、フォニックスは習得することによって既に認知済みの言葉が読めるようになり、日本語での意味の理解を容易にすることができます。
また、別の効能として、意味を全く知らない単語でも、読めるようになることによって文章の音読に繋がり、必ずしも明確な日本語での意味の理解を伴わなくても歌の歌詞を読んだり、詩を読んで英語らしい韻を含んだ文章のreadingを可能にします。
実は最終的には後者の方が重要で、音声教材が充実している今日の状況であっても、自力で未知の単語を読むことは各種試験に役立つことはもちろん、単語の類推能力を高めてくれます。
段階的に接頭語や接尾語の意味を理解したうえで、発音記号の習得などの助けが加わると、英語のreading能力は飛躍的に向上していきます。
まずはアルファベットの個々の音を発音し覚えていくことが重要です。英語のwritingは
幼稚園の年長或いは小学生くらいからになると思いますが、可能な限りアルファベットを教える段階から名前(name)だけではなく音(sound)も並行もしくは少し遅れて導入して下さい。
アルファベットカルタ、ビンゴなどのカードゲームでどんどん練習していきましょう。
なお、アルファベットを導入する際、nameは順番通りに教えるのが一般的ですが、soundにつきましては順番通りでなくても例外のない子音や短母音からの導入でも構いません。
この時に注意することとして出来るだけ小文字を使っての練習をお勧め致します。
よく大文字は分るけど、小文字をきちんと覚えていないという話を聞きますが、英語の文章はほとんど小文字での構成となっています。両方を教えたあとは出来るかぎり小文字のみで進めるほうが良いというのが実感です。文章の書き出しのみ大文字という大前提のみ教え、基本は最初から小文字で書く習慣をつけさせることが高学年~中学生へのスムーズな橋渡しとなります。
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