- 高窪 美穂子
- 株式会社アッサンブラージュ 100%天然素材家庭料理実践家
- 東京都
- 料理講師
-
03-5789-8047
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
こんばんは!
高窪です。
週末が近づいてきましたね。
今週末は連休!
お出かけを計画されてる方も多いと思います。
さて、今日は昨日に引き続き食中毒を起こさないための注意事項について、お話したいと思います。
1)加熱はしっかりと
食中毒を起こす菌のほとんどは、加熱をしっかりすることで死滅します。
基本的に、お弁当に生ものを入れることはプチトマトなどを除いてほとんどないと思いますので、菌が死滅するといわれている75度以上に中心部の温度が上がってから1分以上、しっかりと加熱しましょう。
2)味付けは、いつもよりも少しだけ濃く
濃い味付けのほうが、菌の増殖が抑えられるといわれています。
通常の食卓でいただくおかずよりも、お弁当に入れるおかずは味付けを濃いめに調整しましょう。
3)梅干やスパイスなどをうまく使って、菌を増やさない
殺菌作用のある梅干を一つ入れて、ご飯を炊くのは、食中毒を出さないための知恵としてよく知られています。
また、ニンニクなどの香味野菜やカレー粉などのスパイス類も殺菌作用があるといわれています。
天然の食材の殺菌作用をうまく利用して、ご飯やおかずをおいしくしながら食中毒を起こさない工夫をしましょう。
4)詰める時は、よく冷やして水分をつけない
お弁当が痛む大きな原因のうちの一つが、お弁当が冷える時にできる水滴。
詰める前に、必ず良く冷やしましょう。
また、お弁当箱や蓋に水滴が付いているときは、キッチンペーパーなどでしっかりと拭き取ってから使いましょう。
また、おかずに水分がついているときは、拭き取ってから詰めたり、片栗粉などでとろみをつけたりして、なるべく水分を出さない工夫をしましょう。
5)おにぎりなどを作るときは、サランラップや使い捨ての手袋を使う
よく洗った手で握れば大丈夫、とはいえ、私の知人の会社で出た食中毒は素手で握ったおにぎりが原因だったそうです。
おにぎりなどを作る際は直接手が触れないようにサランラップを利用したり、使い捨ての手袋を使って、なるべく菌がつかないように工夫しましょう。
また、お弁当箱におかずを詰める際も、心配ならば使い捨て手袋を使うことをお勧めします。
6)お弁当箱は詰める前にアルコール消毒する
水分をしっかり拭き取ってから、食器用のアルコールで消毒し、乾いたところに冷ました食材を入れましょう。
また、おかずを詰めるときはカップなどを使って仕切り、なるべくおかず同士がくっつかないようにしましょう。
おかずを詰めるお箸なども、おかずごとに変えるとよいでしょう。
食中毒の三大原則は、
菌をつけない、増やさない、加熱で殺菌すること。
このポイントに注意しながら、おいしいお弁当を作って楽しいお休みのひと時をお過ごしくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 高窪 美穂子
- (東京都 / 料理講師)
- 株式会社アッサンブラージュ 100%天然素材家庭料理実践家
海や大地と家族をつなぐシンプル調理で美味しい家庭料理
「また作ってね」と褒められる!化学調味料・食品添加物フリー・素材にこだわるワンランク上のおうちごはん、高窪美穂子の料理教室・クッキングサロンM&Y主宰。著作に2016グルマン世界料理本大賞Fish部門世界第3位受賞「ラクチン!お魚クッキング」など。
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