- 新谷 義雄
- 行政書士しんたに法務事務所 行政書士 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 京都府
- 行政書士
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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FPが教えるDINKSの住宅購入術
今回は住宅ローン返済期間中の滞納についてです。
住宅ローンを返済中は当初のローンスケジュールにより毎月一定額を返済していきます。ボーナス支給月は毎月のお給料からの返済+ボーナスからも返済等する事も出来ます。ここで問題になるのが「ボーナスが不支給の場合」です。
昨今の景気悪化によりボーナスが出ない会社も多いでしょうが、ボーナスでの返済をしていた場合ももちろん債務者はボーナス分も含めて返済する事になります。
その為、一時的に財務状況が悪化し預貯金から取り崩しが出来れば良いのですが、預貯金に余裕が無い場合はボーナス分の返済を含めた返済額を支払う事が出来なくなります。
実際、昨今のローン滞納の例ではボーナス不支給により、あてにしていたボーナス返済が不可能の場合があります。
ローンスケジュール通りの返済プランも、長期の返済期間にぶれたり、変更を余儀なくなる場合もあります。
住宅ローンを設計する際には最長返済期間35年(一部では50年と言う超長期もありますが)での固定金利返済をベースに堅めのスケジュールで毎月の返済額の計算し
1 年収:返済額(返済負担率)の割合に応じて期間を短くする
2 ボーナス時の返済額を増やす
3 変動金利を選択する
と自己の状況に応じたローンスケジュールの設計をする事をお勧めしますが、返済期間が長いと総返済額は増えますし、返済期間が短いと毎月の家計収支に余裕が無くなる事になります。
家計や、収入状況は返済期間中に変わる物ですので、予め余裕をみた返済計画でスタートし、状況に応じた繰り上げ返済で調整するなどのフレキシブルな手段も考えられます。
繰り上げ返済は金融機関窓口等ですと繰り上げ返済手数料がかかる場合があります。また最小返済金額の設定がある場合(フラット35は100万円単位)もあり、積極的に繰り上げ返済したい方は、手数料フリー・1万円からの繰り上げ返済などが利用できる金融機関選びが大切ですね。
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