- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 小菅 太郎
- (ITコンサルタント)
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
効果検証における目標設定(活用編)2
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アクセス解析・LPOの有効な活用方法
効果検証における目標設定
2007-07-20 00:00
Web サイトにおける目標設定とアクセス解析の活用(続き)
まずは、1)である。この部分はアクセス解析の「流入元」や「入口ページ」で確認できる。この部分が問題の場合、絶対数である母数を増やすこと、プロモーションの強化が必要である。SEO や SEM などの効果を確認し、強化していくと良い。
次に、2)の訪問者を繋ぎとめる方法、つまり、お客様候補になってもらうための施策を考える。この場合は、関心を起こさせるためのコンテンツの強化、つまり、アクセス解析で Web サイト内の「動線」「経路」を見ていくとよい。
問題としては、「コンテンツのあるページに辿り着いていない」「辿り着いたけれどその後の行動に繋がらない」といったケースが考えられる。
その場合、コンテンツのあるページへのリンクを目立たせる、「サンプル提供」といったユーザーの関心を集めるサービスを行うといった様々な施策が考えられる。
このように、最終的な目的を達成するためには、道筋となるユーザー行動を想定した上で目標を設定した上で「サイトを運営→問題を発見→改善」といった流れを作ることが大切である。
目標設定は、Web サイトによって様々である。まずは、自身で運営される Web サイト訪問者の目的達成までの行動パターンを想定して目標設定を行ってみてはいかがだろうか。
アクセス解析から得られるデータが、いつもよりも有効なデータと感じることが出来るだろう。