「建築家」というのは自称！

建築家という呼称は実は自称です。

ようするに建築家という国家資格などはありません。

つまり、みんな勝手に自分のことを建築家と名乗っているだけなのです。

建築の設計に関する資格は　一級・二級建築士　とか、設計専攻建築士　とかであって、建築家という資格などないのです。

この自称というものは、実に都合のいい物で、人はなんか偉そうな肩書きとか、格好いい名前とかにとても弱いですから、そういった肩書きが名刺に書いてあったりすると、それだけで騙されてしまう？・・のかもしれません。

こういった肩書きには、　陶芸家　とか　画家　とか　インテリアデザイナー　とか　グラフィックデザイナー　とかがあります。

みんな自称で、その人の能力を保証する資格ではありません。

ですから、作陶を初めてわずか数年で、自分では窯を持ってない・・、それどころか自分で陶器を焼いたこともなく、他人に焼いてもらっているのに陶芸家として大々的に作品を売っている人などがいたりします。

それはそれで、その人の作品を欲しがる人が居ればその人は陶芸家なんでしょうが・・実際、欲しがる人が居る訳ですから・・・。

しかし、その人の作った水入れは、水を差すと漏れます。

用とデザインは能力に置いては違う物だからです。

建築家も同じです。自分のことを建築家です！とやたら名乗る人にはあまり能力の高い人は居ないような気がします。メーカーハウスや不動産屋の広告などで　建築家と造る家！　などと大々的に報じられているのは、たぶんメーカーなどが宣伝のために作った呼称なのでしょうか？少なくとも私の知っている本当の建築家と思われる人達には、メーカーの下請けなどしている人はいません。

本当の建築家なら、そんなことをしなくても仕事に困ることは無いでしょうから・・。

すいません、決して悪口を言うつもりではないんですが・・・。

自称というのは、呼称です。廻りの人達がその人のことを　建築家　と呼ぶから建築家なんであって・・。
会社が商売のために名付けるのではありません、ましてや自分で名乗る物でも無いのでは？

つまり、私は　建築家のヒヨコ　・・・卵？・・・手前？くらい・・。

恥ずかしくって職業は建築家です、なんて面と向かってはまだまだ言えません。

だって、おこがましくって・・