- 浅見 浩
- 株式会社グライブ ファイナンシャルプランナー
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
主党のマニュフェストに「経済成長は名目3%、実質2%を
目指している」と出ました
例えば「お好み焼きキヨカワ」の売り上げが
去年1年で1,000万円で、今年も1,000万円だったとします
この場合の名目上の売り上げ増加率は0%です
ところが、この間に物価が1割下がっていたら
実質、1割程度の販売量が増えたといえます
逆に物価が1割上がっていたら、売上は10%ダウンした
ことになります
これを政府目標と置き換えると「見かけの数字上はGDP3%
増だが、その間に物価が1%上昇するから、差し引き実質的に
2%増になるということです
なので、本質的に経済の動向を表すのは「実質」統計だと
思われています
ただ、物価が下がり続ければ、経済規模や給料が
名目上変わらなくても、実質統計上ではそれぞれの
数字が増え続けるという結果にとなります
やっぱり、目に見える給料の数字が増えてこそ
「実感が湧く」のではないでしょうか
こうして考えていくと国民の心理としては重要なのは
統計上の「実質」成長ではなく、目の前の数字が
増えていく「名目」だということが分かります
みなさん、いかがでしょうか
お給料やボーナスが上がったりすれば
「何か買おうかなぁ~」という気持ちに
なるのでは
今後、消費税の議論が本格的に展開されると思いますが
これもかなりの影響がありますよね
しっかりと見守りましょう
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