コーチングに触れる自分と、会社員の自分。本来の自分らしさを、コーチングによって久しぶりに取り戻している日々だったのに、相変わらず仕事はきつかった。
高校生の進路相談部門から変わった私の仕事は、数人からの引継ぎを混合した業務だった。畑違いも甚だしい業務も含まれていた。私が退職するときには隣の課の課長に担当業務を引き継ぐほど重責なものもあった。
感情を切り離して会社員マシーンになって、与えられた仕事を淡々と何のためにそれをするのかを深追いしない人間になりきれていたらよかったのか。甘かったのか。
私は、悩みのどん底にいた。人脈と経験を信じて、ありたい自分をそこに明確に見いだせなくてもこのまま会社に残るか。自分と未来を信じて、ガマンしたり、妥協していることにもしっかり向き合って、描くゴールのために新しい道に冒険しに行くか。
どっちも棄てられない自分がいた。「前門の狼、後門の虎」こんな言葉もぐるぐる渦巻いていた。
そのとき、コーチングセッションではただ漠然と、「数年後には転職を考えます」とお茶を濁すしかない自分に、いいしれない違和感も感じ始めていた。
このコラムの執筆専門家
- 藤田 潮
- (パーソナルコーチ)
- and Cs 代表
「傾聴力」が高まった職場では、組織の実力が劇的に変わります
「正しく聴ける力=傾聴力」を高めることにより、コミュニケーション能力が向上し、人間関係において、望ましい関係を構築することができます。コーチングの手法を用いた「人を伸ばす」研修により、個人の成長と企業の成長を支援しています。
「コーチング・ほんとのところ・経験談」のコラム
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7年ぶりにこのブログを改訂(2017/07/20 17:07)
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