まいど!シュリンク包装屋さんの『最幸』な言葉(24) - コラム - 専門家プロファイル

中沢雅孝
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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まいど!シュリンク包装屋さんの『最幸』な言葉(24)

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最終日の「メアリーブレアー展」を観に行った。
彼女の作品を観ながら・・・
いろいろな事を考えていた。
そのひとつが''心友の香取貴信さん''*1が贈ってくれたメッセージのことだった。

*******下記(↓)がその全文です******
   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
イッツ・ア・スモールワールドと言うアトラクションを
はじめてお客さまが目にしたのは、ニューヨーク世界万博でした。
当時は、ユニセフのパビリオンとして発注を受けたウォルトディズニーが、
ユニセフの思想にあうアトラクションとして考案したそうです。
世界中の子供たちが平和に暮らすことができ、
自由に夢を描いて誰からの拘束もうけない、
そんな平和な世界の実現のために世界各国で活動をされています。

そんな平和な世界とは一体どのような世界なんだろう
と考えたウォルトが行きついたのが、「子供達の世界」なんではないか
と言う事だったそうです。

子供のころは、肌の色が違っても、言葉が違っても、

今日出逢って手をつなげば皆友達になれた。

そしてケンカをしても明日には、すぐに仲直りもできた……。


それなのに大人になると一体どうして、友達になれなかったり、
ケンカの後に仲直りができなくなってしまったのだろう……。


そう考えたウォルトが平和な世界を想像した時、
このアトラクションが誕生したそうです。
そして、世界に誇る映画会社のディズニー社なのに、デザインを担当したのは、
ディズニーのアニメーターではなく、当時子供の絵本の多くをデザインして、
ウォルトも大好きだったメアリーブレアーさんだったそうです。
彼女にお願いしデザインをしてもらい、
歌は子供から大人まで誰もが一度聞いたら、すぐに口ずさむことができるような
簡単なメロディーと歌詞をと言うことで、シャーマン兄弟にお願いし、
あのメロディーが誕生したそうです。

でも、僕は当時このアトラクションに配属された時、
正直あんまりこのアトラクションを好きになる事ができませんでした……。
当時の自分の中では、ディズニーの技術を持ってすれば、
世界の民族衣装を着て歌っている子供たちは、もっとリアルに造れただろうし、
デザインも幼稚で子供受けはするかもしれないけど、
正直大人の僕らにとっては……。って感じだったのです。
だから、あんまり好きにはなれなかったんです。
それでも、連日たくさんの人が来て、しかも年齢層も反場広く、
多くの人達が楽しそうに船に乗って笑顔で帰ってくる姿に、
共感できないでいました。

そんなある日、
パークオープン前にいつものように動作チェックのために一人で船に乗り、

『何が楽しいんだろうなぁ』って思いながら乗っていました。

そして、ふと考えたんですね。未来の自分を……。


『俺もきっとこれから結婚して、子供ができて、東京ディズニーランドに
遊びに来たら、同じようにこのアトラクションにのるんだろうなぁ……』
そして、誰も居なかったので、想像しながら自分もやってみたんですね!!


『もし子供がいたら、端っこに俺が乗って

反対側に嫁になる人が乗ってぇ……、

そんでこの真ん中あたりに子供がいるだろうなぁ……、

そしたら俺もこうやんのかなぁ……。

○○ちゃ〜ん見て見て、ホラあそこに象さんがいるよぉぉ〜。

あっこっちはライオンさんだねぇ〜。なんてなぁ……』


そんな感じで想像しながら、子供と同じ目線になって見上げて見たんです。
その時、初めてこのアトラクションの持つ本当の素晴らしさに気づけました!! 
それまで、
僕は子供の目線になってこのアトラクションを見た事がなかったんですねぇ〜。
衝撃が走ったんです。

『うわぁ〜、そっかぁ、これで良いんだよなぁ、

このデザインじゃなきゃいけないんだよなぁ』って!! 

言葉にするのは難しいのですが、子供と同じ目線になった時に
自分が子供のころに見た、動物や虫とも想像の中で話ができた、
あの楽しい世界観みたいなもんが、自分の中に広がったんです。

ウォルトは、ディズニーランドを創って間も無いころ、
インタビュアーにこう言ったんだそうです。

「僕はこのディズニーランドを、全ての子供たちと、そして

その子供の心を持った大人たち全ての人に捧げます」と! 


今現在大人である僕らも、昔は誰もが子供だったわけで、
その全ての大人たちの心の中にある、子供の心に訴えかける
そんな想いで創っていたんだそうです。

だからこそ、ただ子供にウケする、子供だましのようなモノではなく、
大人の人の中にある子供の心に届けるために、一切の妥協をせず、
徹底的な拘りで創り上げたのがあの場所だったんです。
そしてその考え方が、そのまま詰まったアトラクションが、
イッツ・ア・スモール・ワールドなんだって気づきた時、
心の底からこのアトラクションが大好きになりました。

そしていつかこの世界も、僕らが子供たちの時のように、
目の色や、肌の色、そして喋る言葉が違っても、
今日あって握手を交わしたら友達になれる。そんな最幸の世界にしたいなぁって思います。
凄くシンプルで当たり前の事なのに、大人になるとそれが出来ないなんて……。
でもきっと実現できるんだと思います。だって全ての大人の中には、
子供だった頃の心があるわけだから!!

アメリカのイッツ・ア・スモールワールドの出口には

『このアトラクションをユニセフの理想にささげます』

と言うウォルト・ディズニーの言葉が書かれています。
本当に自分の子供たち、そしてこれから誕生するであろう
自分の孫の時代に向けて。争いや、奪い合い、妬み、
恨み、憎しみのない。
助け合いと思いやり溢れる世界に貢献していきたいと思います。

優しさで投げた球は、必ず優しさでかえってくる。

損得で投げた球も、同じように損得でかえってくる。

人間、投げた球は必ず自分にかえってくる。

優しさを持って、玉を投げ続けようと思います。


 
世界中 だれだって ほほえめば 仲良しさ
  みんな輪になり 手をつなごう 小さな世界

 世界はせまい 世界はおなじ
  世界はまるい ただひとつ

 世界中 どこだって 笑いあり 涙あり
  みんなそれぞれ助け合う 小さな世界

  世界はせまい 世界はおなじ
  世界はまるい ただひとつ
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