落語家の酒の話
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2009-10-14 17:00
二人の旦那のうち一人が酒を飲めないので、代わりに飲める人間を呼んでくる。
そいつが5升飲めるかどうかをかけようという事になる。
代わりの奴は「飲めるかどうか分からないので、ちょっと考えさせて欲しい」と外に出て、
しばらくして戻ってきて「やってみましょう」。
いろんな話をしながら、とうとう5升飲んでしまう。
賭に負けた旦那は、さっき外に出た時に、酔わないまじないでもかけたのか?と聞くと、
「5升がどんな量か分からないので、外の酒屋で飲んできた」と言うサゲ。
話はこんなに単純だから、この話は演技が重要。
1升入る大杯を飲む仕草と2升目、3升目と飲むにつれて酔っぱらっていく様子が見事。
そして飲む時の喉の音が凄い。
この前の林家たい平も喉を鳴らして飲んでいたけど、小勝はまた違う音を鳴らす。
古今亭寿輔の酒を飲むシーンに感動した事があるけど、
人によってこれだけ違うっていうので、また見る楽しみが増えた。