- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
愛について
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2009-08-21 05:49
家庭の中では、次の4種類の愛が存在する。
1 夫婦の愛
2 父母の愛
3 子女の愛
4 兄弟姉妹の愛
上記の中で、「1」と「2、3、4」の愛とでは、明確な違いがある。
2〜4の愛は、家庭の中だけでなく、社会に出て行ってどんどん展開して良い愛である。
例えば、
1 自分の親に孝行するように、他の年長者を慕って尽くしてあげてもいいし、
2 自分の子どもを愛するように、他の家の子ども達を愛してもいいし、
3 自分の兄弟姉妹を愛するように、世界人類を兄弟姉妹として愛してもいい。
でも、1だけは問題が起こる。
自分の奥さんを愛するように、隣りの奥さんを愛してはいけないのである。
この愛の本質的な違いは何か?
1〜4の愛は、もともと1つの家庭の中にあったものが、外に向かって分かれる愛である。
一方、1の愛は、もともと分かれていたもの〔他人同士だった〕が、1つになる愛である。
この愛だけは、絶対に一対一で、その相手以外に向けてはいけない愛である。
【愛は信頼の上に成り立つ】
真実の愛とは、その土台に必ず「信頼」がある。
相手を信頼しているから愛せるのだ。
では、信頼とは?
信頼とは、「変わらない」ということである。
関係が変わらない。
愛の質が変わらない。
例えば、親は子どもを信頼している。
その子どもがどんなに悪いことをしても、醜い姿になったとしても、
親子の関係は変わらないし、愛の質も変わらない。
このように、親はどんな時でも変わらぬ愛を注ぐから、
子どもはそんな親を信頼するのだ。
【大人になるとは・・・?】
大人になるとは、
ズバリ! 「愛される刺激 < 愛する刺激」。
つまり、自分が他者から愛される喜びよりも、愛する刺激のほうが大きくなること。
もちろん人間は何歳になっても愛されたいし、愛されると喜びを感じる。
でも、その愛の刺激が、与える側に立つほうがより大きく感じられる人を「大人」という。