サッカー観戦記:紙ふぶきの舞うat柏
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2009-06-21 18:18
知人からチケットをもらったこともあり、
初めて日立柏スタジアムに行ってきました。
Jリーグ:柏レイソルVSFC東京の対戦です。
日立柏スタジアムについて
スタジアムは駅から20分ぐらいで大宮のnack5スタジアムと同じぐらい遠い。また、スタンドとピッチが近いことも同じですが、
大宮がゴール裏が2段構造で広いのに対し、柏は狭く、
逆にバックスタンドは大宮に比べると広いです。
その成果、バックスタンド全体が柏応援席のような感じで、
試合開始前にはフラッグが上を通過しました。
試合開始前には紙吹雪も舞い、グラウンドでは大勢のスタッフが拾っていました。
試合開始
さて、中断前お互い調子が上がらない同士の対戦です。ホームの柏レイソルはGK菅野、DF村上、古賀、小林、大谷、
MF太田・菅沼の両翼に栗沢と阿部がボランチ、トップ下に李、
FWがベテランの北嶋という布陣。
ベンチにフランサとポポが控えます。
阿部はプロ入り初スタメンじゃないでしょうか。
アウェーの東京はGKが権田、DF徳永、ブルーノ、今野、長友、
MF梶山、米本、石川、羽生、FWにカポレと平山です。
ベンチには赤嶺、近藤、鈴木の他、ルーキー田辺も控えています。
この試合は両サイドの攻防がカギだったと思いますが、
東京がそこを抑えました。
前半は石川・徳永を中心に右サイドを支配し、
中央も押していました。
先制点は相手CKのこぼれ球を羽生から石川へとつなぎ、
中央にあがってきたブルーノにパス。
ここはうまく合わなかったのですが、体勢を立て直したブルーノが
裏にパス。そこに走りこんだ石川がゴール右から反対側のネットに突き刺し先制。
石川がボールを持った段階で勝負ありでした。
「ラーラーララララー いしかわなーおー、らーらーららららー、なーおーごーる」
この試合は平山が調子よく、ポストプレーが非常に聞いていました。
そして2点目はその米本のパスから平山のポストプレーへと続き、
カポレが見事なシュートで2点目。
レイソルは守備が平山・カポレを捕まえられない上に、2列目以降の飛び出しにも
有効に対応できず前半を2点ビハインドで折り返します。
後半開始早々、カポレのパスから平山が豪快にシュートを決めて3点目。
昨年・今年の平山からは考えられないいいシュートでした。
いよいよ怪物が本領発揮です。
東京はブルーノ・今野のCBが安定し、そこからのフィードもよく、
両サイドの徳永・長友も時折見せるオーバーラップに加え、粘り強いディフェンスを見せます。
また、米本も安定してきて、攻撃参加やサイドとの連携も良くなってきました。
初先発の千葉戦とは大違いです。
それに対し、柏は北嶋のポストプレーがうまくいかず、李・菅沼も決定的なチャンスを作れません。
惜しいチャンスは前半1回・後半2回ぐらいしかありませんでした。
中盤の栗沢が目立っていたぐらいで阿部は消え、太田・村上・大谷といったサイドプレイヤーは
完全に後手に回ったプレーが多く、CB古賀・小林もたびたびマークを外して
失点を繰り返していました。
後半柏がポポ・フランサ・大津と攻撃的な選手を立て続けに投入しましたが、
フランサの調子も今一でチャンスは作れず。
逆に東京がルーキー田辺・赤嶺・鈴木とこれまた攻撃的な選手を投入し、
そこでチャンスが生まれていたことを考えると、
選手層の違いも際立っています。
(赤嶺のシュートが鈴木にあたって外れたのは惜しかった。)
大竹がベンチ外というところにFC東京の選手層を感じます。
そして0−3でアウェーの東京の勝利。
石川の「おー、さーさーさー、おー、さーさーさー」がグラウンドにこだまし、
柏のゴール裏からはブーイングが選手に飛んだ試合でした。
マンオブザマッチは石川?だったようですが、個人的には平山がよかったと思います。
平山・石川・米本に7点、カポレ・梶山・今野・ブルーノ・権田に6.5点、
徳永・長友・羽生に6点。
柏は
栗沢に6点以外は、5.5点以下ですね。
栗沢は東京時代に一度見たことがありますが、柏の方が合いそうです。
移籍したばかりの小林慶が出ていませんでしたが、なぜでしょうか。
阿部ではあのポジション荷が重そうです。
ゲームメイクが栗沢一人では厳しいです。
でも噂に聞いていた柏スタジアム。
なかなか楽しいし、臨場感があっていいです。
遠いですが。。。。