- 高安 重一
- 有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
- 東京都
- 建築家
食べ物の映画
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2009-04-29 18:00
「いのちの食べ方」を書いた森達也が関わっているようで、
監督のインタビューは「世界屠畜紀行」を書いた内澤旬子が行っていた。
2冊の本がこの映画で繋がったので、まだ読んでいない「世界屠畜紀行」が楽しみになった(ありがとう)。
映画自体は屠畜だけでなく、野菜や魚、岩塩もまで含めて、工業化の様子を一切ナレーション無しで、映像の構成がきれいな印象。
魚といえば、前に「ダーウィンの悪夢」という映画を見た。
こちらは中央アフリカのビクトリア湖にある種類の白身の魚を放ったら、
大量に繁殖して日本とヨーロッパでその肉が好まれて消費することで、
ビクトリア湖沿岸の国の産業構造が変わって栄えた反面、
単一の産業に偏って、魚一匹で人間や国まで変化させてしまい、多くの弊害が生まれてしまったという内容。