桑田真澄さん、早大大学院に合格
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2009-01-28 19:38
元米大リーグ、パイレーツの桑田真澄さん(40)が28日、
早大大学院スポーツ科学研究科に合格した。
合格したのは、スポーツビジネスなどを学ぶ同科
トップスポーツマネジメントコース(修士課程1年制)で、
桑田さんは24日に面接による入学試験を受けていた。
桑田さんは大阪・PL学園高3年だった85年、早大への進学希望を表明。
しかし、プロ野球・巨人からドラフト1位指名を受けて、
大学に進学せずにプロ入りした経緯があった。
桑田さんはこの日、東京都内で報道陣の取材に答え、「うれしい。
ホッとしている。人生、最後までわからない。
この感動をかみしめながら勉強して、野球界の発展に貢献したい」
と語った。
日本のプロスポーツは経験に基づく指導が一般的で、
理論的に研究した上で、指導者になる方が非常に少ない。
そのために、指導に一貫性がなく、自己流に陥ってしまう
危険性も孕んでいるように感じている。
日本サッカー協会の指導者ライセンス制度は、そういう意味では
画期的な制度かもしれない。
桑田さんのような勉強家がプロスポーツの世界では少ないから
かもしれない。
最近ではどの球団でもコンディショニングコーチが置かれているが、
選手経験のないコーチは少ないように思います。
桑田さんが大学院で理論的に勉強したことをプロ野球界に
持ち込むことで、身体能力を発揮できる選手の発掘や、
怪我の防止に繋がるのであれば、素晴らしいことではないでしょうか。
現役時代にファンだった選手の1人だけに、
桑田さんの新たな1歩に、敬意を表するとともに、
大学院の研究の過酷さを知るものの1人として、
勇気ある1歩を応援したいですね。