設計評価は設計者が設計したプランが、どの様な性能を有するか評価を受けるもので、この設計評価をうけた建物のみ、建設評価を受ける事が出来ます。
建設評価は設計者が設計した内容通りに、建物が出来上がっているか、公的な第三者機関が現場に赴き、内容を検査(評価)するもので、設計評価・建設評価各々に評価書が与えられます。
性能評価を受けたメリットとしては、もし竣工後、施工者とのあいだにトラブルが発生し訴訟問題になっても、評価機関が1万円で仲裁に入ってくれます。
消費者が泣き寝入りしなくて済む制度がここで威力を発揮します。
その他、火災保険の地震特約が最高3割減額されるとか、融資金利が割り引かれると云った優遇措置があります。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
「●住宅性能表示制度」のコラム
はじめに(2007/07/07 23:07)