トヨタ世界選手権観戦記
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2008-12-22 19:57
トヨタ世界選手権観戦記
昨日新横浜の日産スタジアムにトヨタ世界クラブサッカー選手権観戦に行ってきました!
3位決定戦 G大阪VSバチューカ(メキシコ)
決勝戦 リガ・デ・キト(エクアドル)VSマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
の2試合。
1試合目の段階では観客の入りは半分ぐらい、決勝戦は満員でした。
(本当に空き席がない満員を見たのは初めてです)
今日は決勝戦の感想を。。
攻めるマンU、守るキトという構図がずっと続き、
キトは21番のマンソーがパス交換や突破から鋭いシュートを打つのが目立つぐらい。
マンUは4−4−2のフォーメーションでしたが、
実質的には4−2−4(2−4−4といってもいいかも)で中央のウェイン・ルーニーとデベス、
サイドのC・ロナウドとパク・チソンがポジションチェンジもしながら
ドリブルやパス交換でがんがん攻めて来ます。
この日切れまくっていたのはルーニー。
突破もいいのですが、トラップ、そして果敢にどんどんシュートを打ってくる。
難しい位置でもゴール枠内に鋭いシュートががんがん飛び、
GKのファインセーブ連発がなければ前半で試合が決まりそうな感じの試合でした。
ただ、キトが常に5人(フォーメーションは4−1−4−1もしくは4−2−3−1のように見えました。)
残っていると、マンUの攻撃陣4人が渋滞のようになりスペースがなかなかないようにも感じました。
前半は0−0で終了。
後半は4分にビディッチが一発退場となり、デベスを下げてDFを投入する必要があり、
厳しくなるかもと思いましたが、結果的にはこれがマンUにとって吉と出たようです。
フォーメーションを4−2−3(守備時は4−4−1)に変わったのですが、
中央にC・ロナウド、ルーニーが左に動き、パクが右に動き、
前半とは打って変わってポジションチェンジもほとんどなく、
同じような形で攻め続きます。
おそらく背が高いロナウドを中央に置き、サイドにスピードのある二人を入れるという作戦ですが、
これがあたっていました。
スペースが出来たため、各自の持ち味が発揮され、
両サイドバック(特にエブエ)もかなり前線に顔を出すようになります。
そしてついに先制点。
MFキャリックからロナウドにパスが通り、フェイントでDFをひきつけた後、
左に上がってきたルーニーにパス。
それを右足でノートラップでファーサイドに打ち込むという難しいシュートをルーニーが決めます。
ルーニーはすごいですね。
併走していたDFや寄せてくるDFに隙を与えず、それまでファインセーブ連発のGKも届かないファーサイドに
右足でダイレクトシュートというのはなかなか出来ません。
その後キトが攻めるかと思いきや、それでもあまり攻めてこず、
マンソー等のシュートもファンデルサールの好セーブで
最後まで鉄壁な守りが崩れず、1−0でマンUの「圧勝」。
試合後のセレモニーは花火などもあり、盛り上がりましたが、
ゴールデンボール(MVP)はルーニー。
準決勝のゴールもすごかったですが、
FWの中では世界最高といっていいいでしょう。
メッシー・カカ・Cロナウド・イブラヒモビッチなどよりもスーパーだと思います。
控えにGネビル、ポール・スコールズ、ライアン・ギグス、ベルバトフ、フレッチャーなどがいる
マンUは選手層も厚く、今年のCLでも期待です。
来年から2年間UAEにクラブ選手権は移るらしいですが、その後2年間は日本での開催が決まっていて
今から楽しみです。
「トヨタ」も赤字決算予測が出ていますが、「presented by TOYOTA」はまだまだ続きます。