日本型「ER(救急治療室)」に見る官庁の限界
-
2008-10-06 17:00
増えつつある、という記事を目にしました。
医療法に基づき都道府県が作成する地域医療計画では、救急病院を
軽症向けの初期、重症の2次、重篤の3次に分けている、という事
ですが、
タライ回しの防止になると期待されているこの「ER」も、国の施策
とは違う位置づけにあり、現場のニーズと、行政の見通しとのズレが、
こういった記事(情報)からも垣間見れます。
僕の思う所、中央で施策をつくる人たちには、現場感覚と先を見通す
力はなく、ないにも関わらず、5年計画、10年計画などと、お役所
の都合に合った“絵”を描こうとするものだから、
それが、時代の変化とともに、どんどんズレてくるし、結果として、
地方や主戦場で戦っている人たちが、右往左往、させられるのでは
ないかと思います。
出来得れば、中央のフィルターにかけない形で、現場や地方などから、
意見やアイデアを募り、募った意見やアイデアをオープンに議論する
場を設け、それらの意見やアイデアを取りまとめる役割として、黒子
に徹してもらえればと、中央省庁の人たちには言いたいのですが、、。
こういった声は、なかなか天には届かないようです。
中央集権的な基本構造の改革には、やはり「道州制」の導入が一番と
思っていますが、まだまだ、その道のりは遠いようです。
宮崎の某県知事には、地方の代表として頑張ってもらいたいと思って
いますが、今回の総選挙時、国政への鞍替えはあるのかどうか。
今少し、その動向に、注目する必要がありそうです。
● 誌上インタビュー 〔第1弾〜第5弾〕
■ 教育の原点は、赤ちゃん教育! 赤ちゃん教育の原点は、親認識!!
日本ナニー協会 http://nanny-japan.com/