銭湯の文化 - コラム - 専門家プロファイル

葉玉 義則
ニューボイスジャパン株式会社 代表者
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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銭湯の文化

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僕の出生地は、熊本県の荒尾市という田舎町ですが、戦後、三池炭鉱の
町として、隣街の福岡県大牟田市と一緒に、昭和40年代の前半までは
非常に栄えていました。

僕の実家は、その社宅街の中で、三池炭鉱の「厚生理髪」として床屋を
営んでいたのですが、社宅内でも、公の場所に位置し、回りは、銭湯や
公園、幼稚園、商店、なども置かれ、特に賑わう場所でもありました。

僕が、昔から大好きな場所は、その中でも「銭湯」です。

昔の銭湯は、子どもも大人も一緒になって楽しむ場所であり、社交性に
富んだ場所でもありました。

仲間と一緒に騒いでいると、よく、知らないおじさんに、怒られたもの
ですが、子どもながらに感じる独特の大人の雰囲気にも、魅力を感じて
いたものです。

僕が小さい頃は、夏の頃、銭湯が開く時間になると、通り沿いに長いす
を置き、銭湯の行き帰りの道すがら、近所の人たちが「夕涼み」出来る
ようにと、両親が配慮をしていたものです。

古き良き、昭和の風景と言えるかもしれません。

大人になって東京に来てからも、銭湯への郷愁は断ちがたく、住まいを
変わる度に、通える銭湯を見つけ、週に何度か、銭湯通いをしています。

ただ、残念な事に、先月、ずっと通っていた銭湯が、廃業をされる事と
なり、この習慣も、ついに終わりか、と危惧していたところ、自転車で
通える別の銭湯を見つけ、何とか今でも、銭湯通いを続けられています。

今の時代、企業が営むスーパー銭湯などと違い、昔ながらの家族経営的
な銭湯は、生き残りが難しいのかもしれませんが、何とか、国や行政の
補助政策等を駆使し、庶民の文化として、守っていって欲しいものです。

お風呂上り、自宅ではなく、銭湯で買って飲むサイダーやコーヒー牛乳
の味は、何とも言えず美味であり、日本人の幸せを感じるひとときです。

皆さんも是非、近所探索で銭湯を探し、週に1〜2度は、こういった
銭湯で、心と身体の汗を流してみませんか。

都会人のストレス解消策として、お勧めの穴場スポットです。


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