愉快犯は不愉快な存在?
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2008-04-22 09:53
勃発しているようです。
こういう流れで怖いのは、群集心理を知りぬいた連中が、火に
油を注ぐがごとく、過激な行動を陰からあおり立てる事です。
こういった輩の目的は様々だと思いますが、踊らされる群集と
メディアの取材合戦を巧みに利用するしたたかさには、憤りと
戦慄とを感じざるを得ません。
今、オリンピックに向け、世界中のスポーツマン、スポーツ
ウーマンが、純粋に世界の頂点を目指し、頑張っています。
彼ら、彼女達と、スポーツを愛するすべての人たちの思いが、
踏みにじられる事のないように、今はただ、祈るばかりです。
つい先日、動機や理由は不明ですが、善光寺への落書きという
愉快犯的なイタズラをする輩が出てきました。
犯人の浅はかな心の奥底に見え隠れする陰湿さに、怒りよりは、
むしろ何とも言えない空しさを覚えてしまいます。
チューリップの茎折り事件なども、そうですね。
こういった犯人の短絡的で粗暴な行動により、過去累々と守り
築かれてきた文化財や歴史遺産は、時として大きな被害を受け、
多くの人の憤慨と悲しみを招いてきました。
先般、韓国で発生した南大門(崇礼門)の放火事件なども、
そういった例の一つでしょう。
愉快犯が多発する社会は、何かしら病んでいる社会と、言える
のかもしれません。
少なくとも、今の混乱した世の中、一人ひとりが心がける事は、
何があっても、雰囲気にのまれず、冷静に情報を取捨選択し、
自分自身の考えに責任をもち、発言をする事だと思います。
この国(日本)が、そんな「大人社会の常識」を保てるように、
国民自らがしっかりと、政治や行政を監視しなければいけない
時代になったのかもしれません
そして、愉快犯的な行動の恥ずかしさを感じられる感受性を、
一人ひとりが持てる国である事を志し、生きていきたいと思う
今日この頃です。
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