愉快犯は不愉快な存在? - コラム - 専門家プロファイル

葉玉 義則
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閲覧数順 2024年04月17日更新

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愉快犯は不愉快な存在?

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チベット問題が、様々なところで、火種となり、各種の問題が
勃発しているようです。

こういう流れで怖いのは、群集心理を知りぬいた連中が、火に
油を注ぐがごとく、過激な行動を陰からあおり立てる事です。

こういった輩の目的は様々だと思いますが、踊らされる群集と
メディアの取材合戦を巧みに利用するしたたかさには、憤りと
戦慄とを感じざるを得ません。

今、オリンピックに向け、世界中のスポーツマン、スポーツ
ウーマンが、純粋に世界の頂点を目指し、頑張っています。

彼ら、彼女達と、スポーツを愛するすべての人たちの思いが、
踏みにじられる事のないように、今はただ、祈るばかりです。

つい先日、動機や理由は不明ですが、善光寺への落書きという
愉快犯的なイタズラをする輩が出てきました。

犯人の浅はかな心の奥底に見え隠れする陰湿さに、怒りよりは、
むしろ何とも言えない空しさを覚えてしまいます。

チューリップの茎折り事件なども、そうですね。

こういった犯人の短絡的で粗暴な行動により、過去累々と守り
築かれてきた文化財や歴史遺産は、時として大きな被害を受け、
多くの人の憤慨と悲しみを招いてきました。

先般、韓国で発生した南大門(崇礼門)の放火事件なども、
そういった例の一つでしょう。

愉快犯が多発する社会は、何かしら病んでいる社会と、言える
のかもしれません。

少なくとも、今の混乱した世の中、一人ひとりが心がける事は、
何があっても、雰囲気にのまれず、冷静に情報を取捨選択し、
自分自身の考えに責任をもち、発言をする事だと思います。

この国(日本)が、そんな「大人社会の常識」を保てるように、
国民自らがしっかりと、政治や行政を監視しなければいけない
時代になったのかもしれません

そして、愉快犯的な行動の恥ずかしさを感じられる感受性を、
一人ひとりが持てる国である事を志し、生きていきたいと思う
今日この頃です。


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