心を打つ表現って - コラム - 専門家プロファイル

冨永 のむ子
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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心を打つ表現って

- good

金曜日の夜、ピアノのチャリティーコンサートへ行きました。

ピアニストは関孝弘さんという方で、
長年イタリアで活躍し最近日本に戻って来られたそうです。

チャリティーの目的は、神奈川県にある子供医療センターという病院の家族滞在施設建設のため。

今回が3年目で4回目で、建物完成まで当初10年かかるくらいの計画が、
関さんのピアノの力によってなんと3年で完成!
今後は維持や発展のために継続してコンサートを開催されるとのこと。

関さんのピアノ、これがピアノなの?と思うほど繊細な音がしました。
活躍の拠点のヨーロッパでも、その音色に定評があるそうです。

演目の中で秀逸だったのは、シューマンのトロイメライ
子供でも弾ける単音のシンプルな曲なだけに、音の美しさが際立っていました。

ショパンの葬送行進曲もよかった。
当日のお話にによると、
病院建設目的なのに葬送を弾くことには異論もあったそうですが、
亡くなった多くのお子さんを弔う意味と、
建物が完成した今回で、「死」に終止符を打ち、新たなスタートを、
という想いをこめたかったのだそうです。

彼のピアノの音がなぜ清らかなのか、もちろん技術があることは当たり前。
やはり演奏する側の内面によるのかなと。

写真でも絵でも歌でも同じだけど、
同じテーマや題材を表現しても、心を打つものとそうでないものとの差は
表現する側の魂のありようが大きいのかなと。

最近の芸術家の多くが、一つの手段にとらわれず、多方面で活躍されるのは、
表現したい想いやメッセージがあれば、手段はさまざまに存在するということかな。

うーむ、やっぱり、ハードよりソフトだわ〜(先日の復習!)

何かしたい、という想いがあれば、方法はいくらでもあるってこと。

自分の魂のありようと、表現手段を磨けば、
関さんのように、その表現で多くの人を救うこともできるんだ〜。

すげ〜。

・・・よし、ちょっとでもあやかるべく、当分彼のCDを流して自分をはげまそうっと。