ネット書店Amazon
-
2008-05-12 16:33
友人と会話しているときに軽く薦められて、朝amazonで注文したら、夕方には事務所に届きました。最近本を買うときは、いつもこう。
便利! 読みたい本が、まだその熱が醒めないうちに読めるのは、とても幸せなことに違いない。
でも、特に目的の本もなく、大きな本屋を徘徊するのも好き。いや、好きだった。
最近は欲しい本はネットで買ってしまい、本屋に行く回数が減ってしまった。事務所のそばにあった大きな本屋も最近移転してしまった。
たまには、本屋を装丁の手触りやずしりとした重みを感じながら、手にとって本を選びたい。
こんなことを書くと、懐古趣味的な感じがするし、自分でも年寄りくさいかなと思わなくもない。
でもきっと、ネットで買い物をする人の多くは、その便利さと同時に、少しばかりの寂しさも感じているのではないだろうか。
新しく便利なものが生まれると、少なからず失われてしまうものもある。言葉にしにくい微妙で繊細ななにかが犠牲になっていくように思う。
しかし、それらを補うのは、復古的な考えではない気がする。
新しいものによって失われたものは、きっと、より新しいものによって満たされていくのだと思う。ただ便利なだけではないものに。