想像力の欠如がもたらす世界とは - コラム - 専門家プロファイル

葉玉 義則
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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想像力の欠如がもたらす世界とは

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昭和30年〜40年前半、学校はとても楽しい“遊び”場所でした。

新年度毎に配布される教科書も、まるで「漫画本」を手に取るように、
ワクワクしながらページを開いていたように思います。

それが今(の教育現場)は、問題だらけ。いったい誰の責任なので
しょうか。

今日のニュースでは、日本文教出版が「美術3(ローマ数字の3)」に
収録しようとした横尾忠則さん(71)作製のポスターが「健全な情操
の育成に必要な配慮を欠いている」と文部科学省から、07年度教科書
検定に意見がつき、差し替えられた、と伝えていますが、あきれてモノ
が言えません。

横尾さんの話では、

作品はアーティストにとってある種の子ども。「私の娘」はそういう趣旨
で、舞踏を公演会場で売るという意味。それも読み取れないのは想像力の
貧困さのあらわれだ。

という事ですが、こういった事例は、枚挙にいとまがありません。

短絡的な発想、ケーム感覚で“殺人”に走ったり、人に迷惑をかけて、
自身の存在を誇示したり、といった「人間」が増えているのは、教育と
いう名のもとに、個々に生れ持った魂を追い込むような生活や考え方を
家庭や社会が強いているからではないでしょうか。

人は如何に生くべきか、という根本に、思いを至らせてほしいものです。

不便で貧しかった昭和でも、人の心はとても豊かだった。そして、今、
便利で富んだ現代(平成)では、人情や人の機微は隅っこに追いやられ。

今後、温暖化防止や環境リサイクルを迎えようとしている時代の中では、
あらためて“足るを知る”昭和の生き方が見直されるのかもしれません。

※ 4月からは、週2〜3回のペースで、様々なテーマに沿って、引き
  続き、本コラムを執筆していきたいと思います。今後とも、ご高覧
  の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

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