皇居新宮殿造営の想いで - コラム - 専門家プロファイル

松本 一郎
株式会社松本ステインドグラス製作所 
インテリアデザイナー

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閲覧数順 2024年04月22日更新

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皇居新宮殿造営の想いで

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aaca(:(社)日本建築美術工芸協会)主催のフォーラム 「皇居新宮殿造営の想いで 〜伝統技術を未来へ!〜」を拝聴してきました。
http://www.aacajp.com/event_schedule/2007_06_21--163aaca_forum.html

講師は昭和3〜40年代の皇居新宮殿造営工事に携わった小泉大成氏。

やはり異業種になるわけで全てがわかったわけではないけれど、興味深かったのは以下の点。

・豪華絢爛な内装写真
・皇居新宮殿に使われた木は、日本全国の産地を担当者が駆け回り、こだわりの材木が使用された。
・当時日本で考え得る最高の材料、最高技術を持つ職人、最高の美術工芸品が用いられた。
・造営費用は98億円(当時概算)

98億円という金額自体には興味がなかったけれども、
例えば昭和40年当時の初任給が2万だったとして今の物価は10倍。

では、980億で同じものが作れるか?といったら、作れない。
それは、技術にも職人にも材料にも限界があるという話でした。

マネーコンシャスな現代、日本国の象徴でもある皇室が、
これだけの素晴らしい宮殿をもっていることを、少しだけ誇りに思いました。