デザインの話し その3 - コラム - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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デザインの話し その3

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そこで、堅苦しくない工業デザインのお勉強です。
昔の人はどの様な性能を要求されてどの様に解決して行ったかご紹介します。温故知新です。

題材にしますのは、第二次大戦時代の日本を代表する戦闘機。
ゼロ戦(画像1)と隼(ハヤブサ)(画像2)です。
写真のアングルが違うのであまり良い教材ではありませんが、ゼロ戦は海軍が三菱に開発させた戦闘機で、隼は陸軍が中島飛行機(富士重工の前身)に開発させた戦闘機です。

エンジンは共に1000馬力級。全長・翼長ともほぼ同サイズです。基本的に当時の新鋭機の主流になりつつあった低単翼型の飛行機で引き込み脚を採用しています。関心の無い方には殆ど同じ飛行機に見えてしまうほど良く似ています。

要求された性能が1000馬力級のエンジンを搭載して時速500Kmを超える速度を達成させる事(当時の戦闘機はせいぜい1500馬力級の戦闘機でも400Km止まりです)航続距離は800Km以上。(これも当時の世界水準の倍以上)しかも空戦性能に優れている事(小回りが良く効く事)だったのです。
馬力を大きくすればスピードは出ます。しかし1000馬力と云う制約がある。又航続距離を延ばそうとすれば翼長を長くすれは良いのですが、翼長を長くするとスピードが出ない。小回りを効かせようと思えば翼面積を増やせば良いのですが、翼面積を増やせば重量が増えてしまう・・・

どれ一つとっても相矛盾する要求ばかりです。
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