実は左手
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2006-11-20 00:00
眠っている感覚を呼び覚まそう、というわけだ。
左手で操ろうとすると、さすがに見るに耐えないヘタさ加減。
その点、30年近いベテランの右手さんはさすがである。
時々持ち替えては右手先生にご教授願う。
よくよく観察してみると箸使いというのは、ただ挟んでいるだけではなく、
2本で橋を作って軽く載せたり、引っ掛けたり、米粒に押し当てて引っつけたり、
様々な行為を織り交ぜながら、我々はメシを食ってるということに感心する。
そしてまた、右手で箸を扱っている時には気付かなかったのだが、
実は左手側のお茶碗ワークが重要だったということにも気が付いたりする。
ウチのコドモはスプーンは上手に扱えるようになったが、箸はまだ。
左手のお箸一年生、コドモには負けないつもりである。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう