絵筆で
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2006-02-22 19:01
床・壁・天井は桐なんです。
しかも、無塗装で木地の風合いを生かすんです。
でも、タテの框は柿渋塗りなんです。
どういうことかわかりますか?
柿渋を塗る際に、一滴でも垂らしたら即アウト。
台無し。
もちろん作業にあたって、ビニールやマスキングテープで養生して作業はするわけですが。
それにしても、テープだって染み込むし。
ワタシ塗装のプロではないですし・・・
(実は以前ギターの塗装を本職でやってましたので、元プロではありますが)
今日は一日『勝負』の緊張感でした。
だって、ハケじゃなくて『筆』ですもの。
絶対にはみ出せない、寸止めでやらなきゃいけないから絵筆で塗装。
建築の現場で、あり得ないです。
ま、そんなこんなで、予定通り二日間の臨時塗装業が終了。
明日からはいつもの設計屋さんです。
カラダガサビタロボットミタイヨ。
タマニハウンドウシナイトネ
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう