男の結婚を考える
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2006-02-15 12:03
男性側の原因について心理カウンセラーの立場で考えてみました。
一つ目は、少子化の家庭の中で子ども自身に男を意識させて育ててこなかったことがあげられます。親が過保護に育てると男同士で真剣に戦って傷ついたり、相手を助けたり、弱い者を守ってあげたりすることを経験しない。つまり男を意識する機会がないまま大人になってしまいます。
二つ目は、男性は肉体的に女性のような生理といった“性”をはっきり意識する機会がないことです。女性は生理によって将来子どもを産み親になることを意識します。しかし、男性は成長とともに性欲が起きますがそれは本能が顕著化しているだけで精神的な成熟を伴うものではありません。
また最近の性犯罪も顕著です。こうした男性は成熟した女性に対して付き合う自信がないため、幼女や少女など自分より未成熟な人間に対して性欲の対象とした犯罪に陥ります。精神的には成熟しないまま大人になっているためです。
三つ目として、今の若者は経済的に将来が厳しいため、35年の住宅ローンよりも長い、生涯経済的に負担する結婚などはもっと決断できないのでしょうか。
さらに、結婚相手となると一般に20代の女性は年上の男性を求め、男性は年下を好み互いにミスマッチのまま30代に突入します。ところが30代の女性は若い年下の男性を好む傾向になり、男性は相変わらず年下を求めると、この年代になってもミスマッチが続くことになります。
精神的に未成熟な男性では運よく若い子と付き合っても成熟しません。ならいっそのこと、ミスマッチを解消して成熟した年上の女性を求めてはどうでしょうか。母性本能の強い女性に守られる結婚生活なら、未成熟のままでも許されるでしょう。
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このコラムの執筆専門家
- 紀平 正幸
- (ファイナンシャルプランナー)
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