文化の問題
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2005-11-25 23:30
モラルの問題と言えばそれはそうなのだが、
どちらかというと、ソフトに金を出したがらない日本の『文化』の問題じゃないかな。
動かしているモノの金額と、手にする報酬の額とのギャップ。
このギャップが埋まっていかない限り、
システムで縛りをキツくしていったところで、どんな分野でも不正や怪しい金の流れは無くならないだろう。
もちろん、あんな構造屋の肩を持つ気は更々ないが。
小学校でいくら道徳の授業をやったって、変態は増えているし、
警察がいくら取り締まったって、ワイドショーがギャーギャー言ったって、凶悪事件は増えてる。
モラルに期待なんてできないし、システムに抑え込まれるほど従順でもない『人間』。
人間って、我々が期待してるよりずっと低レベルな動物なんだから、
だからもう、できることっつったら、
「歪めないためには、いじめない」
これしかないと思うんだけどな。
とは言っても、こういう事件が起こるたびに、システムばかりがガンジガラメに強化されて、
世の中はどんどん息苦しく、弱い者がさらに生きるフィールドを失う、
いじめの方向へと進んで行くのだろうな・・・。
などと書きつつ、
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう