有事のドキドキ
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2005-11-21 05:09
我が母校に、飛行機が不時着した。
・・・ので、見に行ってきた。
大人になっても変わらないなぁ。
子供の頃、空き地で遊んでいてパトカー・救急車・消防車が
サイレンを鳴らしながら通り過ぎていくと、
その後を走って夢中で追っかけた。
緊急車両の向かうその先で、被害に遭われているかたにはたいへん申し訳ないのだが、
大人としての良心とは別に、
「事件だ!」
という有事のドキドキ感、浮き足立ってしまう事件の魅力は、30歳のおっさんになったいまも変わらない。
不謹慎と言われるのは承知の上で、
正直に意識せず湧き上がってくる感覚を述べるなら、そういうことである。
有事には抗しがたい魅力がある。
今回、幸いにも大怪我をしたかたはいなかったようで、よかったよかった。
薄暗く日が暮れていくなか、
フェンス越しにグラウンドの飛行機を見つめながら
「ところで、この飛行機どうやって外に運び出すのだろう・・・」
そんなことをぼんやり考えていた。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう