暗闇体験 その3
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2005-11-21 04:55
視覚が無ければ、ついつい耳に心地よい声を求めたくなるのです。
ということは、顔のいい女性がいいなぁってのは、
「目が心地よいから」ってだけのことなんだなぁ。きっと。
この体験をしてみて思うのは、
世の中では『目が見えない=障害者』ということになっちゃってるけど、
目が見えないからマイナスワンなのだということではなく、
センサーが拾ってきた情報を、脳がどう按分して取り入れているかということなので、
そこには別の価値観があるという感じ。
例えるなら、背の高い人と低い人でどちらが得して損してるかなんて、答えの出しようがないのと同じこと。
(9月18日のDailyも参照してみてください)
目の見えない人は、「得る情報や描く像に乏しい」ということではまったくない、別の価値観・評価のモノサシでもって、
生きているんだなぁということを感じました。
(ただ、ひとつ決定的な差があるとすれば、
目が見える人は、目を閉じて疑似体験をすることができるけれども、
その逆はできない、ということなのでしょう。)
んーん、なんだかこんなにゴチャゴチャ書かれても、よくわからないですよね。
早い話しが、チケット代4000円ですがそれくらい払ってでも体験する価値は充分ありますので、
体験してみてください、ってことです。
コンサートやディズニーランドと違って、個人の趣味とは関係なく、
どんな人でも何かしらの「おもしろかった」を感じられるイベントだと思います。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう