脳内ジュークボックス
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2005-11-21 04:49
音楽って、一聴してシビレちゃうのもあれば、
聴いているうちに良くなってくる、ジワジワ効いてくる音楽もある。
大人になって音楽の聴き方が雑になってしまったけれど、
基本は、1枚新しいアルバムを手に入れたら繰り返し繰り返し聴く。
最低でも一週間は、ターンテーブルに載りっぱなし。
最後の曲が終わると、また1曲目から再生。
何度も聴いてアタマに叩き込む・刷り込む。
脳内ジュークボックスに新しい曲を追加するように。
今で言えばiTunesでハードディスクに読み込むような感じで。
ちゃんと読み込めていると、オーディオがなくてもヘッドフォンがなくても、
自分の脳内でいつでも好きなときに音楽が再生できて、
トイレで、電車で、自転車に乗っていて、
「あ、ここでギターのフレーズこんなんだったんだ!」なんていう、
意識にあがってこなかった新しい発見までできるようになる。
そんなわけで、同じアルバムを延々と聴き続けるといういのは当たり前のことだと思っていたのだが、
カミさんと暮らすようになったら、
「同じCDばっかりで気が狂いそうになるからやめて」
と言われるようになってしまった。
何百回も聴いて、ようやく良くなってくる音楽もあるんだけどね。
ま、確かに好きでない人にとって、気が狂いそうってのはありますな。
ヘッドホンでも買おうかな。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう