ホワイトバンド300円 その2
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2005-11-21 04:20
300円のなかから、製造・流通の経費でどれだけ消えてしまうのかと考えると、
新しいラッキーなビジネスチャンスがシリコン会社に転がり込んだ、というだけにしか思えない。
もし3000円くらいしていれば、よし買おうとも思えるのだがなぁ・・・。
「じゃあ300円のバンドを10コ買えよ」とは言わないでくださいな。
仮にこのバンドの製造・流通経費が200円だったとして、
10コ買っても1000円の寄付にしかならないが、
1コ3000円だとしたなら2800円が寄付になるのである。
数をたくさん買えば買うほど、漁父の利にあずかる人がいるわけで、それは本意ではない。
もっと省コストでの届け方を探った方が良いと思うのだ。
いずれにせよ、たかだか300円のものにこんだけ文句を言って
結局買わないワタシが、一番の悪者ではあろう・・・。
ま、バンドもいいけど募金もね、ということか。
※あとで調べてみたら、300円の内訳は原価・製作費・流通費で56%、残りの44%がこの運動の活動費。
というわけで、貧困への寄付としてはゼロみたいです。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう