住宅は最大の癒しの場所となる。 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

安田 和人
和建築設計室 代表
建築家

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対象:住宅設計・構造

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住宅は最大の癒しの場所となる。

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現代社会のスピードは、人々が便利さを追求すればするほど

早くなっているような気がします。

物事を考える時間も「速さ」を重視し、YESかNOか?といった

単純な選択となっていることも「スピード」を求めるからでしょうか?

住宅というものは、ゆっくりと付き合っていくものです。

また、現代のスピード性社会の中で人は「癒し」を求めていることも

確かです。

では、癒しとは??

静かな小川や森林、滝の流れる風景、夕方の風景、海、子供・・・

さまざまな癒しがあります。

 

でも一番癒される場所。それが「住宅」だと私は思います。

ちょっとした外出でも、うちに着くと「ほっ。」とする。

いつもある家がそこにあり、帰ろうと思う家がある。

長期の休みが取れたとき、田舎に帰ってみようと思う。

こういった部分に本当の「癒し」があるのでは?と思います。

住宅を計画するときも、人はこぞって「せっかく建てるんだから」と

便利さを求める傾向にあるようですが、普段使い慣れないものは

結局使わなくなったり、あとで改良して使ったりとしてしまいます。

せっかく造る家ですから、まず自分の行動パターンをしっかりと

メモなどにまとめてみましょう。

 

基本のパターンをしっかりと住宅プランの中にあてはめ

その中にちょっとした「癒し」部分を盛り込んでみてはいかがでしょう?

ちょっと手のかかる植栽や木材を素地で使い、そのメンテナンスを

ゆったりとした時間の中で行う。

町の中はコンクリートやアスファルトの冷たい色しかない中で

ちょっとした緑や土の色を設け、自分の行動パターンに合った

家に帰る。

こういった普段の生活の中にも癒される部分はたくさんあります。

便利な生活ももちろんいいのでしょうが、少しばかり手間のかかる

そういった部分を忘れてはいけないような気がします。

昔ながらの生活。

今一度、見直してみませんか?

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