- 小野寺 永吏
- 宮城県
- ファイナンシャルプランナー、ライター
対象:家計・ライフプラン
今は、世界の動きと家計が直結するような時代です。
家計のマネジメントを考える上で、世界のトレンドもおさえておきたいもの。
世界経済の大きな流れをみると、リーマンショック後、
各国は景気回復のため、大規模な財政出動をしました。
それがここにきて、
ギリシャの財政危機に端を発したユーロの信用不安などで、
欧州を中心に、財政健全化の方向に舵が切られました。
日本も6月22日、「財政運営戦略」を閣議決定しました。
国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を20年度に、
黒字化する目標を掲げています。
財政を健全化するということは、
ざっくりいえば、歳入を増やす≒税収を上げる
歳出を減らす≒予算のカットということですね。
先頃、イギリスが発表した財政再建策は、
付加価値税の引き上げと子供手当や福祉給付のカットなどのセットでした。
ということで、日本でも消費税の税率の引き上げが話題になっていますが、
法人税、所得税、資産課税などを含めた、
税制の抜本改革という方向は避けられないでしょう。
収入が増えない中で、増税になれば、家計は厳しくなります。
家計も、世の中の流れを見て、先々を予測しながら運営していくことが
ポイントだと思います。
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