日本の相続税は変わった税制です
日本の相続税は、諸外国の相続税とくらべると変わった税制です。
同じく1,000万円を相続しても税額が違う!
仮にお父さんが亡くなられて、あなたが相続する財産が1,000万円だとします。
ここで、(ア)相続する財産の「総額が10億円」でそのうち1,000万円を相続する場合と、(イ)「総額が2億円」でそのうち1,000万円を相続する場合を考えてみましょう。
もし相続人が、お母さんとあなたと妹さんの3人だとすると、あなたの相続税は、(ア)の場合は333万円、(イ)の場合は95万円になります。
どうして同じ1,000万円の財産を相続したのに、相続税額が3倍以上違うことになるのでしょうか?
相続財産の「総額」が大きいと。。。
これは、日本の相続税が、相続財産の「総額」が大きいと、相続税の合計額が大きくなるしくみになっているからです。それを、実際に受け取る相続財産の比で按分して計算するので、相続財産が同じ1,000万円であっても、相続財産の「総額」次第で、あなたの税額が変わることになります。