ルーシー・リー展 - インテリアコーディネート全般 - 専門家プロファイル

津田 朋延
株式会社sunia 一級建築士事務所 一級建築士/京都精華大学建築学科・講師
建築家

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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六本木にある新国立美術館で、ルーシー・リーの展覧会をみてきました。  

僕がはじめてルーシー・リーの作品を知ったのは、27歳の頃、少し陶芸に興味を持ったときでした。

当時、遊び程度の陶芸にに付き合ってくれた先生に見せてもらった一冊の作品集がルーシーのものでした。なぜかその作品集にはあまりカラーページがなく、彼女の特徴でもある、計算された釉薬による色については あまりよくはわかっていませんでした。

それでも僕は、非常に繊細であるにもかかわらずなぜか とても安定した器の形態に魅了されたのを覚えています。

今回の展覧会では、ボタンをはじめ、相当な量の作品が展示されています。

僕が今回いちばん興味を持ったのは、ルーシーの作品では なく、ひとつだけ置かれていた李朝の白磁の壺です。

この大きな壺はルーシーを批評していた、バーナード・リーチが、彼女のために贈った壺でした。 このひとつの壺こそが、彼女とリーチとの心の架け橋でもあり、ルーシーの作品にも様々な影響を与えていたと思われます。

その他、ルーシーの寝室などの記録もあり、そのデザインをした 建築家エルンスト・プリシュケとの関係も、ルーシーにデザインの感覚を与えた重要なものでることがわかります。

この展覧会、今年の末には大阪にも巡回してきます。

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