- 井上 岳久
- 戦略PR&マーケティング総合研究所 戦略PRコンサルタント、中小企業診断士
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:販促・プロモーション
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- (旅館・民宿プランナー)
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第2部「PR」という最強のマーケティング武器を知らない方へ
[第2回PRの武器~最も用いるツール【ニュースリリース】編~]
井上戦略PRコンサルティング事務所http://www.mk-pr.jp/
PRの三大武器の中でも、最も多く用いるツールが「ニュースリリース」です。
PRの根幹を成す、最も重要で最大の武器ともいえます。
基本的だけれどもそれがなくては始まらない、武士で言えば刀、ボクシングで言えばパンチのような存在で、何事も基本が一番効くのだということを覚えておきましょう。
ニュースリリースとは、「新しい商品が出た」とか「新施設オープン!」など、速報性のある情報を紙にまとめて、新聞や雑誌、テレビなどのメディアに配信するものです。
情報量は1~2枚が基本で、たった1~2枚の紙ですが、それが記事や番組で取り上げられれば、広告費に換算して数億円分の効果が挙げられることもあります。
配信はタイムリーさが命なので、1日や半日、時には1時間が勝負になります。
これは大げさではなく、新商品が発売された場合に、発売前や当日なら情報価値はピカイチですが、その翌日からは日一日と鮮度は落ちていき、ニュースとして取り上げられづらくなるのです。
だから本来はメディアに持参して手渡しするのがベストの方法ですが、全てに手渡しするのは物理的に難しいので、通常はFAXで配信します。
そして今、社会にはPR代理店が存在し、ニュースリリースの作成や配信を代行してくれます。
けれども私が力を込めて言いたいのは、ニュースリリースは絶対に、企業内に担当者を設けて、自ら作成し配信すべきだということです。
それはお金がかからないということもありますが、ニュースリリースに心がこもるからです。
商品のことを一番愛していて、どうしてもヒットさせたいと思っている人が書けば、読み手には必ず伝わるのです。
現在私は月刊誌『広報会議』で、様々な企業が実際に配信したニュースリリースをテキストに、よりよいリリースを作るための記事を、もう3年近く連載しています。
ずっと続けていて思うのは、メディアに取り上げられる企業は、まず第一条件としてリリース作成の専門家がいる、第二条件としてネタがいい、そして第三条件に「継続的に情報を配信している」ことが挙げられます。
そのためには、根気とさまざまなパターンを知ることが必要です。ぜひ『広報会議』の連載も参考にして下さい。
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