- 平 仁
- ABC税理士法人 税理士
- 東京都
- 税理士
対象:会計・経理
24日18時3分時事通信社記事はこう報じた。
2010年度予算は24日夕の参院本会議で、民主、社民、国民新の与党3党
などの賛成多数で可決、成立した。自民、公明、共産各党は反対した。
成立日は昨年より3日早く戦後5番目。ガソリン税暫定税率の水準維持や
たばこ税率引き上げなどを盛り込んだ税制改正関連法など予算関連法も成立した。
(中略)
10年度予算は、子ども手当などマニフェスト(政権公約)に掲げた
目玉政策を盛り込んだ結果、一般会計総額は過去最大の92兆2992億円。
また、景気低迷による税収不足で新規国債発行も最悪の44兆3030億円
に達した。政府・与党は予算執行により、景気が早期に回復軌道に
乗ることを期待している。 一方、税制改正関連法成立で、たばこは
10月に1本当たり5円(販売価格ベース)値上がりする。
民主党が政権公約として掲げたマニフェストを実現するため、禁断の
赤字国債増発に踏み切ってまで成立させた大規模予算。
税制抜本改革は来年度以降に先送りすることになったが、国会での
実質的な予算審理が行われないまま成立してしまった点で、自民党への
失望を感じずにはいられないところだ。
今は正に「政局より政策」。
予算案の内容に対する質疑が与党からとみんなの党からしかなかったのは
政治とカネの問題の方が重要だと考えたからなのだろうが、政権与党
だった時代に、自民党が言い続けた「政局より政策」を否定する結果に
なっていることは皮肉だ。
いずれにしても平成22年度予算、税制改正は成立した。
4月16日に地元葛飾支部で平成22年度税制改正を解説する研修を予定
していますが、ここでも明日以降、順次、成立した税制改正を解説
していこうと思います。