もったいない文化 - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

宮本 ゆかり
マイウェイネットワーク 
ビジネススキル講師

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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もったいない文化

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中国に住んで発見したこと 社会環境
中国にいると、日本の“もったいない”文化がいかに素晴らしいかを実感します。

食べ物はムダに残さない。

自分が食べられる分だけを注文して、残さずいただく。

これ、当たり前のことだと思うんですが・・・。

そして、これを地球上の人がみんな実践できたら、それこそエコ社会だと思うのです。

ところが、中国人といっしょに「食べ放題」のお店に行くと、「ここで注文しないと損!」とばかりに、やたらめったら注文する人がいます。

食べきれないことがわかっているのに、全部のメニューをとりあえず食べてみたいから、という理由で。

そばにいる私はハラハラしてしまって、「もう、その辺でいいんじゃない・・・」と、何度、口をはさんだことか・・・。



あと、ビジネスの現場での話を聞くと、信じられないぐらい汚い世界を見せつけられます。

金が儲かるためなら、平気で人をダマす。嘘をつく。なんのプライドもなく、マネ、コピーを繰り返す。

日本人でも、腹黒いことをしている人はいます。

でも、相対的にみて、やはり日本社会のほうが、中国社会に比べてはるかに“信用”で成り立っていると思います。

中国はまだまだ複雑で疲れる社会です。



先日、中国人の友人の車に乗ってホテルのレストランへ食事に行ったら、ホテルの地下駐車場から出口に出るところで駐車料金を請求されました。

「このホテル内にあるレストランで食事したのよ。駐車料金はタダでしょ?」

と聞いたら、窓口のおばさん、「提携なんかしていない。お金はあなたが払って、後で店に請求して」

と言われてしまいました。

仕方がないので、とりあえずお金を払って、レストランに電話をして事情を話したら、店員が現金をもってきてくれました。

この間、どれだけ待たされたでしょう。

でも、中国人の友人いわく、「この店はサービスがいい。ちゃんとお金を持ってきてくれた」と感心していました。

こんな時、日本のシステム化された駐車料金支払い方式は、当たり前じゃなく素晴らしいんだって、感動します。

時間や手間をムダにかけるのももったいない、という発想が根底にあるからでしょうか。