外壁の内側のピンク色のものが断熱材です。一般的にはグラスウール24K相当の断熱材が用いられます。
その内側に気密シートを張り、天井も同様に断熱材の内側に気密シートを張ってプラスターボード等で垂れ下がらない様に押さえます。
気密シートの端部はブチルテープ等で隙間の出来ない様にしっかりと固定させます。
気密層を設ける事が要求されますので、気密層を貫通する部分のコンセントボックス等も気密対応型の製品を要求されます。
これらの材料代はあまり大きな金額ではありませんが、隙間無く気密シートを貼っていく、作業手間は大変な労力です。また、実績の少ない関西地域では気密住宅に精通した施工者が少なく、これも割高の要因となっています。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
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