- 菅野 庸
- 医療法人菅野愛生会 こころのホスピタル・古川グリーンヒルズ
- 宮城県
- 院長・医師
対象:心の病気・カウンセリング
これは防げないのか?
先日も2歳、4歳の子供が意識不明となり、本日、上の子供さんが亡くなったのです。
現場検証で、寝室の燃え方がひどく、ライターも見つかったとありました。
玄関は母親が買い物に行ったときに鍵がかかったままでということです。
まず考えられるのは、ライターが子供の手の届くところにあったこと、ストーブが消してあったとしても、午後4時頃なのに、なぜ子供を置いて買い物に母親が出かけたのか。
もちろん母親を責めるつもりはありません。私も同じような子供を持つ親、お気の毒でしょうがないですし、私でも同じようなことが起こったかもしれない。
ただし、私はタバコを吸わないのでライターは家にありません。仏壇のマッチくらいはあります。
平和ボケの日本では、未就学児でも平気で家や車に置いて買い物、パチンコなどする親が多いのも現実。これは明らかに虐待の中に該当する行為です。欧米では、特に未就学児の安全は親の責任です。
アメリカのある州で、子供を車において買い物をしていただけで通報され、車に帰ったら警官が周りを囲んでいたという話を聞きますし、パリでは小学校は、必ず親が同伴して登下校させます。
日本もそろそろ未就学児あたりを一人にさせたら虐待!というくらいにならないと表記のような事件はくり返されるでしょう。
この点を法務大臣に要望したいぐらいです!
| コラム一覧 |